ベトナム8泊10日一人旅。
ダナンで二泊した後、ホイアンのアンバンビーチという美しい海岸ちかくへ移動しました。
ダナンからホイアンへただ移動するだけではつまらないので、人気のリゾートアイランド チャム島ツアーに便乗しつつ、ホイアンへ!
ホイアンのビーチで宿泊したホテルで、レセプションの女の子が
「ミーソン遺跡に行ってみてはどう?とてもわたしたちらしい文化を感じられる場所なので」
と勧めてくれたので、行ってみました。
行ってみて、おもしろいところでしたので、ご紹介します。
Contents
世界遺産「ミーソン遺跡」
ホイアンから車で約1時間ほどの山あいに、7世紀~13世紀にチャンパ王国のヒンドゥー教の聖地だった「ミーソン遺跡(聖域)」があります。
ここは20世紀になってからフランス人によって発見され、イタリアや日本などの文化協力を得ながら発掘と修復が進められている遺跡。
1999年に、世界遺産に登録されています。
中に入ると、遺跡がいくつかのエリアに分かれてあちこちに。
ほとんどが煉瓦でつくられている大きな遺構は、昔の繁栄を物語るよう。
逆説的ですが、くずれかけた姿にも美しさを感じます。
これらはすべて、ヒンドゥー教のチャンパと呼ばれる塔や寺院の跡。
向こうに見えるのは、遺跡へむかう道中もずっと見えていた非常に特徴的な山、マハパルヴァタ山。
聖なる鳥とされるガルーダの嘴にたとえられるこの山は、ヒンドゥーの神々が集う楽園とされていたそうです。
この聖域を支配していたのが正式にどの民族だったのかもまだ明らかになっていないそうなのですが、いずれにせよ非常に高い建築技術を持っていたようです。
しかしその技術で建てられた建築物が、現在ここまで崩れてしまっているのには理由が。
この穴は、砲撃のあと。
シヴァ神の化身とされるこの牛の像が欠けているのも、砲撃のあと。
そう、ベトナム戦争の爪痕です。
このあたりは、ベトナム戦争で、南ベトナム解放戦線のアジトを一掃するため、アメリカ空軍の爆撃を受けました。
現在、修復が続けられています。
世界遺産「ミーソン遺跡」の基本情報
ミーソン遺跡の基本的な情報をまとめます。
ミーソン遺跡の場所
ミーソン遺跡の入場時間
6時~17時
ミーソン遺跡の入場料
入場チケットは、入口にあるブースで購入できます。
チケットは150,000ベトナムドン(約750円)です。
ミーソン遺跡のまわり方
入場口を入ると、右側に博物館(無料)があります。
ミーソン遺跡の歴史や文化を知ることができるので、時間があるようであればまずはこちらをさっと覗いてから遺跡めぐりへ進まれるのがおすすめです。
さらにすこし奥へ進んで橋を渡ったところに、電気自動車の発着所があり、ここから電気自動車にのって遺跡の近くまで上がっていくことができます(無料)。
ひっきりなしに行き来していますが、もし動いていないようでも、発着所に停まっている車を覗いてみてください。
運転手さんが昼寝をしたりしています。
声をかけて、乗せてもらってください。
電気自動車で5分ほど山道を登ると、遺跡の入口に到着。
こちらで、日本語や英語のガイドをお願いすることもできます(有料)。
また、敷地内の建物で一日三回、伝統的な音楽や舞踊のショーを見ることもできます。
9:30
10:30
14:30
お時間が合えば、ぜひたのしんでみてください。
ミーソン遺跡見学の所要時間
ミーソン遺跡見学は、博物館まで見て2時間でちょうどぴったりといった感じの所要時間です。
ミーソン遺跡に行くときの持ち物
わたしは6月末に行ったのですが、とにかく暑かった!
涼しい格好に、帽子、サングラス、加えて日傘があればベストです。
あとはお水も多めに持っていってください。
敷地内をぐるりと一周歩いてまわると結構な距離になりますので、水分補給は重要です。
また、木の茂る中の小道を歩いたりもしますので、蚊も出ます。
虫よけスプレーを持って行ったほうが安心です。
ミーソン遺跡へは、ツアーか個人タクシーで
ミーソン遺跡に行くには、ダナンやホイアンからたくさん出ている現地ツアーが利用できます。
でも、わたしは現地ツアーに申し込むのが面倒で、ホイアンから個人タクシーで往復。
なんと、現地ツアーよりも安く済んでしまいました。
上記記事に詳しく書いていますが、現地ツアーが880,000ベトナムドン(約4,400円)のところ、個人タクシー往復と入場チケットをあわせて800,000ベトナムドン(約4,000円)でした。
現地ツアーには食事がついているプランもあるようですので一概には比べられませんが、個人的に行くと、集合時間なども気にしなくていいので気楽です。
個人で行くことを希望されるようであれば、宿泊するホテル経由で個人タクシーの値段を交渉し、予約してもらうのもいい手です。
行きに1時間、現地で2時間、帰りに1時間の世界遺産「ミーソン遺跡」。
チャンパ王国の歴史と文化、そしてエロティシズムすら感じさせるヒンドゥー教の遺物にも出会えます。
これは、ミーソン遺跡博物館で撮った、ヒンドゥー教のシンボル「ヨニリンガ」のパネル写真。
どれもこれも非常に興味深いので、ぜひ訪れてみてください。
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