世界遺産にもなっているホイアン旧市街の美しい街並み。
そのエリア内にある観光スポットをまわるには、「ホイアン旧市街入場券」を購入する必要があります。
このページでは、そのチケットの購入場所、値段、使い方と、わたしが行ってみたおすすめスポットをご紹介します。
Contents
ホイアン旧市街入場チケットとは?
ホイアン旧市街にある22の観光スポットのうち、5つを選んで入場できるチケットです。
このチケットの費用は、世界遺産登録もされているホイアン旧市街の維持や保全に役立てられているとのことです。
購入場所は?
チケットが買えるチケットオフィスは、旧市街の中に全部で7か所設けられています。
一番わかりやすい場所にあるのは、ホイアン旧市街のランドマークでもある「日本橋(来遠橋)」を渡って旧市街エリアに入り、すぐ右手にあるチケットオフィスだと思います。
わたしは、宿泊していたホテル「リトル・ホイアン・セントラル・ブティック」からアクセスが良かった、Song Hoai Square(ソン・ホアイ広場)にあるチケットブースで購入しました。
値段は?
120,000ベトナムドン(約600円)です。
※2018年現在の値段です。
お金を支払うと、チケットとパンフレットを渡されます。
使い方は?
渡されるパンフレットにホイアン旧市街の観光スポットのリストがありますので、このなかから行きたい場所を5つ選びます。
チケットの右半分は五枚つづり扱いになっており、訪れた先で提示すると、はさみで一回分ずつ切り取って回収されるしくみになっています。
ここでひとつ注意点。
このチケット、どうも運用に統一見解がないようで、ホイアンのランドマークである日本橋を通るだけでもチケットが一枚必要だったという人もいれば、わたしのように日本橋を通りはしたけれどノーチェックだったなど、いろんなケースがあります。
訪れた場所に入場チケットが必要かどうかは、入口で都度確認してみてくださいね。
わたしがホイアン旧市街チケットで訪れたスポットとおすすめ度
ここからは、わたしがこのチケットでおとずれた5つのスポットと、それぞれに対する感想をまとめます。
どこをまわるか検討される際の参考になさってください。
Old house of Quan Thang(カン・ターンの家)
旧市街に何件か残る旧家のうちの一軒で、17世紀に中国人商人によって建てられたもの。
柱には、たびたびおこってきた水害の記録も。
この家ではいまでも実際に生活をされているようで、非常にきれいに大切に使われているのが伝わってくる、すがすがしい空間になっています。
入場パンフレットの地図では、77番として掲載されています。
おすすめ度:☆☆☆☆☆
Old house of Phung Hung(フーン・フンの家)
こちらも旧家。
前述のカン・ターンの家にくらべてもかなり大きく、二階までぐるりと見てまわることができます。
こちらは中にはいるとアオザイを着た女性の案内ガイドがつき、館内を説明しつつ、要所要所でお土産物を勧められます。
ホイアン旧市街の入り口である日本橋のすぐ横にあり、おそらく旧市街内の旧家の中でもかなり観光スポット化されている雰囲気です。
入場パンフレットの地図では、4番として掲載されています。
おすすめ度:☆☆☆☆
Museum of Sa Huynh Culture(サー・フィン博物館)
日本橋を入ってすぐ右手にある、ホイアンの風土や文化を紹介する博物館です。
ホイアン近郊で出土した土器や宝飾品などの展示があります。
中の展示もいいですが、こちらの建物は二階のテラスからトゥボン川の向こう側、アンホイ島の街並みがきれいに見えるところもおすすめです。
入場パンフレットの地図では、149番として掲載されています。
おすすめ度:☆☆☆☆
Museum of Folk Culture(民俗博物館)
こちらでは、この地方の機織り仕事やお祭り、生活道具などの展示を見ることができます。
細長く続く建物は、一本奥の道側に抜けられるようになっていて、この地域に特徴的なつくりになっています。
入場パンフレットの地図では、33番として掲載されています。
おすすめ度:☆☆☆
Hoi An Traditional Art Performance House(伝統音楽舞踏)
ホイアンの伝統的な音楽と踊りを観覧することができます。
最初の音楽パートは、伝統的な楽器類の音色をたのしむことができます。
が…。
舞踏パートはいきなり伝統的な楽器で奏でられる西洋音楽に合わせてバレエが始まったり(しかもあまりうまくない)、着ぐるみのような衣装でのダンスがはじまったりで、目が点になりました。
失礼ながら、全体的に学芸会のような雰囲気で、どうせならもっと現地の伝統的な空気を感じられる本格的なプログラムにしてほしいと思います。
入場パンフレットの地図では、66番として掲載されています。
おすすめ度:なし
おわりに
前述したように、このチケットの運用は見解が統一されていないようで、なかには「旧市街地エリアに足を踏み入れるだけでもチケットが必要」という情報すらありました。
わたしが現地を訪れた際にはそういう事実はなく、チケットを必要とする22個のスポットにさえ入場しなければ、旧市街エリア自体に足を踏み入れる際には特にチケットの提示を求められたりはしませんでした。
とはいえ、統一されていないだけに、突発的な変更なども大いにあり得ます。
もし旧市街地内に足を踏み入れるだけでチケットの提示を求められた際には、世界遺産の街並みの維持費だと割り切ってチケットを購入されるほうが、ムダなトラブルを避けやすいかと思います。
運用に気をつけながら、街並みの散策とあわせて観光スポットめぐりを楽しんでみてくださいね。
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